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ホメオパシーとは何ですか?
ホメオパシーは、 「類似療法」 とも呼ばれるように、同種の症状を引き起こすものを利用して、うまく働かなくなった自然治癒力を高めるものです。例えば、覚醒作用のあるコーヒーから作ったレメディーが不眠症に使われたりします。
この方法は古くはヒポクラテスの時代からありましたが、200年ほど前にドイツのハーネマンという医師が体系付けました。
西洋医学は病気になった部分にのみ注目した「対症療法」ですが、それとは反対に、ホメオパシーでは、病気はその人の心や身体の調和が取れていないことから生じるととらえるので、 「その人全体」 に適したレメディーを使い、病気の原因を取り除いていきます。
レメディーとは何ですか?
レメディーというのは、ホメオパシーの薬です。現物質が残らない程度に薄められているので安全で、身体に優しく働き、必要以上に繰り返し取る必要がありません。妊婦や乳幼児、高齢者にも安心して使えます。現在では3000種以上のレメディーがあり、そのほとんどが植物、鉱物などから抽出されています。
ホメオパシーはどのように働くのでしょうか?
そもそも身体には、自分の体を健康に保とうとする力(自然治癒力)が備わっています。ところが何かの原因でそれがうまく働かないことが多いのです。
けれども、同種の作用をもつレメディーの刺激を受けることによって、身体はそのときの自分の状態に気づき、元の調和が取れた健康な状態に戻ろうとします。「あれ、今熱が出ている」などと身体が認識するわけです。
レメディーは自然治癒力のスイッチを入れるものです。例えば、ドアがひとつしかない部屋で、ドアに背を向けてどのように出ようかと長時間真剣に考えても解決策は見つかりません。ところが、ふと後ろを振り向いてみると、ドアが見つかり、簡単に出口を見つけられます。
レメディーはその人を後ろに振り向かせるきっかけになるものです。ですから、レメディーが症状を治したとか、ホメオパスが治したわけではありません。
自分自身の「気づき」によって自分で治していくのです。
ホメオパシーはどのような症状に適していますか?
ホメオパシーは、風邪、発熱などの急性症状にはもちろん、喘息、湿疹、繰り返し起こる頭痛、中耳炎、扁桃腺炎、過敏性大腸などの慢性症状、多動、集中力がない、不安、不眠、躁鬱などの精神的な症状、生理前症候群、更年期障害、甲状腺などのホルモンに関わる問題、花粉症や動物・食物などへの各種アレルギー、ストレスから生じる問題や、原因のはっきりしない不調、妊娠・出産に伴う不快な症状などにも最適です。
また、他の治療方法による副作用を和らげたり、常用している薬を徐々に減らしたい場合にも適します。ホメオパシーは自然治癒力を高めるものなので、どのような症状(身体、精神、感情)にも適しています。
ホメオパシーを使う場合、西洋医学の薬は止めなければいけませんか?
ホメオパシーと西洋医学の薬は作用の仕方が全く違うので、レメディーを取っているから西洋医学の薬が効果がなくなることはありません。逆に西洋医学の薬を使っているからといって、基本的にはレメディーが働かないわけではありません。ホメオパシーを始めたからといって、今お使いの薬は決して自分の判断で止めずに、必ず医師の判断を仰いで下さい。自己判断で薬を止めると不必要な悪化で不快になることが多いです。
どのような変化があるのでしょう?
レメディーをとると、徐々に症状が変化してきて、エネルギーが高まります。しばらくの間疲れや眠気を感じることがありますが、これは身体が自らを休めようとしている自然で健康的な反応です。
まれに症状が悪化したように見えるときがあります。これは基本的にはよい兆候で、そのような不快な症状が長く続くことはほとんどありません。自然治癒力が、身体の中に押し込められていた不必要なものを押し出す排出作用が起こっているのです。
排出作用はさまざまな形を取ります。身体から分泌物が増えることもあれば、怒りや悲しみなどの感情が強く表れてくることもあります。
また、症状が形を変えて表面化することがあります。これは病気の原因が複雑に重なり合っているからです。特に症状が上から下に、または内側から外側に移ってきた場合、それから以前患った症状が戻ってきたような場合は治癒の方向に向かっているので、心配は要りません。
症状について不安や心配がある場合は、いつでも連絡して下さい。身体がどのような反応をえらんだのか一緒に考えて見ましょう。
レメディーの取り扱いに注意はありますか?
レメディーは一回一粒を舌の下で時間をかけて溶かします。小さい子供にはレメディーを粉上につぶして与えてもかまいません。ホメオパスがレメディーをお渡しするときには、口に入れるとすぐ溶けるラムネのような砂糖粒を使うこともできます。またレメディーを水に溶かして飲むこともできます。
レメディーは手で触らずにスプーンや容器のふたを使って取って下さい。レメディーをとる前後15分程度は飲食・喫煙・歯磨きをしないのが理想です。ただし、これらの注意は緊急時には必要ありません。